使用例:LSCH-4   タイトル:COXヒーター
特 長
1. 大きな昇温能力
ワンパスで冷水から95℃の温水が製造できます。
2. 静かな作動
蒸気の凝縮による振動、騒音がほとんどありません。
3. コンパクト
蒸気と水を直接混合するので熱効率が高く、熱交換器と比べて数分の1の大きさですみます。
4. 大きな温水製造能力
最大40m2/hrまで。
5. メンテナンスフリー
駆動部がないのでトラブルがありません。
COX ヒーターは水と蒸気を直接混合し、 水を加熱する汽水混合型加熱器です。
特殊ノズルと混合室内のフィラー(ラッシュリング)で混合を行う為 混合能力にすぐれ、特に高温水製造に最も効果があります。
左図写真はタンク高温水給湯用 COX タンデム型 LSCH シリーズの例です。その他の高温水用途向けに各種タイプがあります。
注 意
1. COX ヒーターはサーモスタット構造ではありません。
従って蒸気並びに給水の圧力はたえず一定にコントロールされることが必須条件となります。
2. COX ヒーター出口側にバルブを取り付けて開閉あるいは流量制御をする使い方はできません。
この機器のご検討に当たっては、使用条件を特定して、当社と打ち合わせの上ご採用下さい。
用途により、各種のセット品を用意しております。 正確な仕様図は打ち合わせにより提出させていただきます。

寸法・各部名称・設置例
LSCH-2〜4
寸法図
 
LSCH寸法表
型 式 A(mm) B(mm) 入口径 出口径
LSCH-1 155 1,060 3/4" 3/4"
-2 165 1,130 25A 25A
-3 270 1,290 32A 32A
-4 270 1,330 40A 40A
-5 270 1,330 50A 50A
 
代表的な設置例
設置例
各部名称
COX ヒーター 蒸気流量調節弁
温度計 タンデム開閉弁
逆止弁 ストレーナー
SUS フレキ 圧力計
給水流量調節弁

COX ヒーター蒸気容量選定図 COX ヒーター圧力損失表
蒸気容量選定図 圧力損失表
使用上の注意
1. 出口開放(背圧ゼロ)でCOX ヒーターを使用する場合においても、蒸気圧並びに水圧は使用流量におけるCOX ヒーターの圧力損失(上の圧力損失表を参照ください。)の2倍以上必要です。(ただし、最低でも 0.1MPa 以上必要です)
又、給汽、給水圧力は等圧である必要はありませんが、5:1を超える状態での使用はさけて下さい。
2. スプレーやホース等で背圧の生じる用途の場合、蒸気圧並びに給水圧は背圧より 0.1MPa 以上高くなければなりません。
スプレー洗浄については、カタログ「スプレー洗浄用スチーム給湯機」を参照下さい。
3. 各ヒーターの蒸気使用量が下記の値以下になるような条件では使用できません。
  COX-1(20A) : 80kg/hr   COX-4(40A) : 230kg/hr
  COX-2(25A) : 135kg/hr   COX-5(50A) : 400kg/hr
  COX-3(32A) : 170kg/hr        
仕様・寸法は予告なく変更されることがあります。

    (2001.4.22)